■食文化史シリーズ講座■ 『グルメ・レクチャー』
★次回(第14回)→特別編
「タマラ・ド・レンピッカとパリのカフェ文化
4月4日(日) 10:30−14:00 ブノワ東京(お食事付)
→話の概要は絵の下をご覧下さい。
■主催&申込電話:
『 プティ・セナクル 』 03-3439-2044
Eメール: KIRILETTE@aol.com

タマラ・ド・レンピッカは、1920年代パリのアートシーンにさっそうと登場します。それは「新進の画家」というよりも、時代の先端を疾走する「新しい女」のトップランナーといったほうがふさわしい登場の仕方でした。
皮のヘルメットをかぶり、ブガッティのオープンを運転する女。肉感的な女たちを描き続けた画家。既成の秩序や道徳に縛られることなく、ひたすら個人の自由を求め続けた、一人の女性。そんな彼女の姿は、当時メディアの脚光を浴び続けます。
タマラとは、一体、何者か。 結婚までロシアのペテルスブルグで過ごした少女が、いかにして、時代の先端に躍り出たのか。第一次世界大戦後のパリだけが生み出すことのできた魔法の力。当時世界中から集結した若く、貧しく、創造力に溢れるアーティストたちが一杯の、その混沌とした渦の中に身を投じることで、タマラは、1920-30年代を代表する女性画家の一人として成長して行きます。
ピカソ、モジリアニ、マン・レイとキキ、藤田嗣治、アポリネール、ヘミングウェイ、サルトルとボーヴォワール.....未来のキラ星となる画家や作家や詩人や哲学者たちが、日毎に集まる「創造の現場」としてのキャフェ。タマラがアトリエを構えたモンパルナス一帯に焦点を合わせ、1940年までの「パリのカフェ」のなりたちと、その面白さをお話します。
会場は、恒例の青山「ブノワ東京」。当時のモンパルナスのカフェ=ブラッスリーの雰囲気を再現したお料理、そこに、タマラが贅沢なひとときを過ごした南仏の香りがわずかに漂うような、特別なメニューをシェフにお願いしています。4月最初の日曜日、青山で、80年前のパリ・モンパルナスに遊び、南仏の風を楽しんでみませんか。
★次々回→6月上旬、ブノワ東京(青山)にて開催予定
17世紀フランス宮廷でその華麗さで知られた、カトリーヌ・ド・メディシスの宴席の面白さを探ります。
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食文化史シリーズ講座
「グルメレクチャー」
それは一体どんな講座?
古来人間にとって「宴の席」とは、はたして、どのような世界だったのか。料理は? 器は? 食材は? そして、そこに集う人々のマナーと社会背景は? 知れば知るほど、面白さは深まります。
これまでにない斬新な視点から、ヨーロッパを中心に、様々な「食の集い」の歴史をたどりま。もっと深く、そして、もっと楽しく。
新しい歴史学の成果を盛り込み、宴席をいろどる多様な文化をも視野に入れながら、
「人々が集う場」=「人間社会」
としての宴席の面白さをご紹介致します。
料理研究家やテーブルコーディネイトを仕事となさるプロから、より深く食の歴史を知りたいというグルメの皆様まで、十分に納得いただるディープな内容を目指します。
毎回、会場やお料理に工夫を凝らし、少しでも、話の内容につながりのある楽しさが生まれるようにと、心がけています。
いにしえの時代の雰囲気が目に浮かび、耳をすませば宴のさざめきが聞こえてくる。そんなひと時を皆様にお楽しみ頂きたいと思っています。
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■シリーズこれまでの歩み■
■第13回 2009年11月29日
『ビクトリア時代英国のディナーパーティー 』

■会場:青山 『ブノワ東京』
■講師:大原千晴 (食文化ヒストリアン)
■話の概要:
■話の概要:
19世紀後半ロンドンで、家庭に人を招いての社交が盛んになり始めます。大英帝国繁栄のおかげで、前時代には考えられない豊かな暮らしを実現し始めた人々がその主役です。
実業家、大商人、官僚、高級軍人、貿易商に植民地成功組そして金融関係まで。彼らは、時に背伸びをして貴族の真似をしたりしながらも、徐々に独自の生活文化を築き上げていきます。
「ディナーパーティー」は、都市住民である彼らが生み出した新たな社交文化でした。そして、これが現代のテーブルマナーの原点となって行きます。
パーティーを開くには、お金と人手それに長い準備が必要です。そうまでして、なぜ貴族でもないのに、わざわざパーティーを開くのか。その背景には、思いもかけない興味深い事情が隠されています。そんなお話で、皆様にお楽しみ頂きました。。
当日のお料理は、ビーフコンソメに始まり、小島シェフが工夫を凝らして考えて下さった、おいしいお料理が並んで、皆様大満足でいらっしゃいました。
■お知らせと御礼:
2005年に始まったこの講座、熱心なファンの皆様に支えられて第13回目となりました。そして、このユニークな講座から新たに、雑誌の連載企画が誕生です。
大修館書店発行の月刊『英語教育』。
連載タイトル「絵画の食卓を読み解く」。
2009年4月号からスタートしました。
これまで本講座にご出席下さった常連の参加者の皆様には、格別の御礼を申し上げたいと思います。
■第12回 2009年7月5日
『19世紀パリ ―花開くレストラン文化― 』

■会場:青山 『ブノワ』
■講師:大原千晴 (食文化ヒストリアン)
■話の概要:
今回はパリのレストラン文化誕生の秘密。フランス革命後の混乱期を経て、アントナン・カレームに代表されるスター・シェフたちが登場し、現在に続く老舗レストランも生まれ始める十九世紀パリ。
パリのレストラン文化は、如何にして誕生したのか。革命前に既に芽生えつつあった変化にも着目しながら、その誕生の過程がテーマです。
スープ専門店が、如何にして、現在我々が思い浮かべる「レストラン」へと変化してい行くのか。革命、ギルド、人々の考え方の変化、様々な要素が絡み合うことで、大きく変化していく様子をお話ししました。
会場は前回に引き続いて青山『ブノワ』。お料理は、アラン・デュカスの流儀を一杯に吸収した小島景シェフです。
話の内容に合わせて、特別にご用意頂いたスープ2種。地鶏のフリカッセ。そしててブリア・サバランにちなんだデザートなど、口のおごった皆様が「文句なし」と納得のおいしさでした。
今回は男性の出席も多く、食卓の会話も大いに弾んで、いつもの回よりも、にぎやかな雰囲気でした。
■第11回:2009年2月8日
「パイレーツ・オブ・カリビアン
―魅惑のチョコレートと海賊たち―」
今回はカリブ海をめぐるカカオと砂糖にチョコレートそして銀と海賊のお話。
16世紀、スペインは黄金と銀を求めて中南米を次々とその支配下に。巨大銀山の開発に成功する一方で、カカオ、タバコ、トウモロコシ、ポテトにトマトといった未知の植物をヨーロッパにもたらします。
このカリブの海から母国へと財宝満載で向かうスペイン船を襲って力を蓄えたのがイギリスの海賊達。彼らは英雄となり、後の英国海軍の礎石となっていきます。
カリブの海を舞台としたチョコレートとカカオ、ラムと海賊、料理も言葉も「クレオール」という世界に皆様をご案内。
会場は新装オープンの青山『ブノワ』。お料理は、アラン・デュカスの流儀を一杯に吸収した小島シェフが、この日のために創作したバレンタインメニュー。カリブ・クレオール風フレンチをお楽しみ頂きました。
■第10回:2008年11月16日
「中世の絵暦
―月の満ち欠けと豊穣の食卓―」
中世の終わりに欧州貴族の礼拝堂で使われた「時祷書(じとうしょ)」。特にその美しさで名高いのがベリー公の『いとも美しき時祷書』です。今回は、この時祷書をテーマにお話を展開しました。

その絵暦は、一月の豪華な宮廷宴席を筆頭に、夏は刈り入れ、秋は農夫が木の実一杯の森に豚を連れて行く場面、冬は一面の雪景色の中、家畜小屋で生まれたばかりの羊の子の世話をする様子へと続きます。いわば「素朴な農事絵暦」という一面も。
今回は、この絵暦を手掛かりとして、中世末期の領主の食卓の面白さ、その食卓を支えた農民の様々な農事、そして暖炉の脇で語られた農民説話の世界に皆様をご案内。
小麦、大麦、羊に豚、栗にくるみ、ブドウの取り入れ、ワイン醸造、ビール造り、薬草園等々、中世末期の食を訪ね、欧州食文化の原点を探ってみました。
お料理は、ウズラをメインに、当時使われた素材が中心。私のお願いした面倒な素材指定に対して『ラ・ビュット・ボワゼ』の森重正浩シェフは、イマジネーション豊かで美しい料理の数々で応えて下さいました。ほんと、おいしかった!
■第9回:2008年6月1日
「17世紀オランダ絵画に見る食の光景」
17世紀前半、世界を舞台にした交易で黄金期を迎えたオランダ。異郷から届く様々な果物や木の実、そしてワイン。豊かな食肉加工品、チーズ、魚の干物や塩漬け。山積みの食材でにぎわう市場。こうした食に関する光景を描いた絵画が当時のオランダに数多く登場します。

時にこれらの絵画には、深い寓意がこめられています。その意味するところを読み解くのも面白いこと。そんな絵画の「深読み」の世界をご紹介。
そして絵画に描かれた食器と食材の背景には、どのような歴史的な事実が隠されているのか。当時オランダのニシン漁が食はもちろん、経済や政治にまで影響を及ぼす程の大きな存在であったことなども詳しくお話しました。
会場は今回も、ミシュラン一つ星のレストラン「ブノワ」。パスカレッリ・シェフのお料理、お世辞抜きでイマジネーション溢れる素晴らしいものでした。面倒な素材指定をこなして頂いた上、メリハリのある献立で、文句なし。
ご参加の皆様から「次回はいつですか。楽しみにしています。」という声を多く頂きました。
次回の趣向をどうぞ、お楽しみに!
■特別編:2008年1月25日(第8回)
バレンタインデイ前特別編
「姫さまたちの愛したチョコレート」

今回のテーマはチョコレート。従って会場はいつもと違って、おいしいケーキ屋さん。話題のパティシエ金子義明さんのお店、
自由が丘「パリ・セヴィーユ」です。
当日は七種類ものチョコレートケーキを出して頂いて、チョコレート中毒患者の私も、もうニコニコ。帰りにもしっかり幾つかケーキを買わせて頂きました。金子さん、素材にこだわりながら、発想が柔軟でいらして、それがオイシサにつながっている、と感じました。
さて、今回のお話の内容は、メゾアメリカのオルメカ文明始まるチョコレートの長い歴史を、様々なエピソードをつなげることで、お話しまた。皆様、とても楽しんで頂いたご様子でした。
■
カカオの香り一杯のチョコレートには、
思いもかけない歴史が隠されています。
はるか昔からメキシコはマヤやアズテク、それに先立つ文明のもとで、泡立つ飲み物として知られ、スペイン人がこれを欧州にもたらし、やがてヨーロッパ全域へと広がっていきます。
フィレンツェでは既にソルベに使われ、フランス王ルイ14世のヴェルサイユでは、王妃の心をとろけさせ、貴重な薬として、時に媚薬として、そして食べるチョコレートとして、新しい食文化といえる存在にまで昇華していく道筋には、どんな秘密が隠されているのでしょうか。
カカオとチョコと砂糖とミルク。大西洋とカリブ海を結ぶグローバルな展開。チョコレートの歴史をめぐる壮大な世界。我々に身近な食材をフェアトレードという問題にまで視点を広げて、お話しました。
■第7回:2007年11月25日
「カトリーヌ・ド・メディシスの食宴」

会場は再び青山「ブノワ」(フランス料理)
今回のテーマは16世紀の中頃からフランス宮廷文化と政治に大きな足跡を残したカトリーヌ・ド・メディシスの宴席です。戦乱続く世界に生きた波瀾万丈の人生が生み出したドラマ性にあふれる宴席とその背景をたどりました。
なぜ彼女の宴席は後世に語り伝えられるほどのものであったのか。銀のフォークや様々なお菓子をフィレンツェからフランス宮廷にもたらした、というのは果たして事実だったのか。宮廷バレエの源を生み出した妃は、なぜ宴席に驚くほどのこだわりを持ち続けたのだろうか。
「宴席のあり方に彼女の人生が投影されている」という思いもかけない発見。一般に流布するイメージを打ち破る、新しいカトリーヌ像の一端を皆様にお届けできたのではないかと思います。
ちなみに、会場の青山「ブノワ」は、マッシモシェフのガンバリもあってか、めでたく「一つ星」の一軒に選定されて、お店のスタッフの皆様はお喜びでいらっしゃいました。
■第6回:2007年5月20日
「イザベラ・デステの食宴」

マントヴァ侯妃イザベラ・デステ(1474-1539)は、洗練された趣味の力で自分の小さな宮廷を、当時のイタリアでも最もオシャレな宮廷に育て上げます。その華やかな暮らしぶりをご紹介しながら、当時の宮廷料理の世界をご紹介してみました。
それは騎士の御前槍試合からダンス、軽い演劇、庭での宴席そして山ほどの砂糖菓子、時には目を見張るような様々な出し物が繰り広げられるワンダー大宴会。今の我々の貧しい想像力ではちょっと思い及ばないほどの凄い世界。なぜ彼らは、そこまで宴席にこだわったのか。それを何とか絵と言葉で皆様にお伝えしてみました。
今回の会場は前回に引き続いて青山「ブノワ」。イタリア出身でアラン・デュカスの流れをくむパスカレッリシェフが、当時の材料を用いて歴史的な香りのする料理をご用意下さいました。
前菜に始まり全5皿のお料理と「エステ家風」と銘打ったデザートまで。私の面倒な素材指定に応てえ下さったシェフのイマジネーションの豊かさが感じられる、ほんとうに、おいしいお料理でした。お陰様で皆様大満足。私も主催者一同もひと安心でした。
■第5回:2006年11月
「英雄シーザーの食宴」

古代ローマの英雄シーザー。果たして当時の宴席はどんな雰囲気で開かれていたものか。臥台に横臥し、蜂蜜入りのワインを水割りで飲み、魚醤を主要な調味料とし、帝国の海運と道路網を駆使して運ばれてきた様々な食材を楽しむ。
ポンペイ発掘の美しい絵をご覧頂きなら、青山「ブノワ」のパスカレッリ・シェフが工夫を凝らした料理を皆様に堪能して頂きました。皆様気分は一瞬ローマに遊ぶ、というわけで、充分お楽しみ頂けたようです。
■第4回: 2006年4月
「アフタヌーンティー」

陶磁器ご専門の大平雅巳さんと銀器専門の大原千晴、2人の豪華?講師陣で、深い解説。
フォーシーズンズホテルにて、ホテルご自慢のフォーシーズンズロンドンのスタイルで午後のお茶。
■第3回: 2006年1月
「イングランド王ヘンリー八世の食卓」

フォーシーズンズホテルにて、ヘンリー八世当時 の特別なパンとソースを再現した昼食コース。
英国で「王の中の王」と呼ぶべき
ヘンリー八世の華麗な宴席について、その巨大な台所でどのような料理を如何に準備し、それを誰がサーブし、どう食したのか。その具体像の面白さを、お話してみました。
■第2回: 2005年10月
「中世修道院のハーブと薬草酒」

フォーシーンズホテルのバーで、薬草酒カクテル。
欧州中世の修道院は単なる祈りの場ではなかった。組織と知識を総動員しての農場経営から酒造りまで。さらに当時の健康概念と宗教思想の関連にも触れてみました。
■第1回: 2005年5月
「イタリアルネッサンスのイスラミックパーティー」

アラビア富豪の東京別邸にて。
専属料理人によるアラビア料理。
ルネサンス期イタリア各地の宮廷宴席に色濃く影を落とすイスラームの影響が第1回のテーマです。美術工芸だけではなく、料理にも音楽にも中世イスラームの高度な文化の影響が、深く広く及んでいる、ということについて、様々な実例を挙げながらお話しました。
■ご参考までに■
・第3回: 2006年1月22日(日)楽しく終了
「イングランド王ヘンリー八世の食卓」
雪の翌日ご参加の皆様に
心より御礼申し上げます。
■当日のお食事メニュー
鶉(ウズラ)のハーブマリネコンフィ
ポテトミルフィーユとハーブサラダ
ロンバード・マスタード(イングランド中世風)添え
桜鯛とホウボウ、ホタテ貝、ムール貝のポーチ レンズ豆とラタトゥイユ添 え グリーンソース(中世のソース)
アップル・モイとカスタードクリームのタルト プラムのコンポート添え
パン:マンチート
(イングランド中世王様のパン)
ワイン
コーヒー又は紅茶
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■■■NHK学園 新宿オープンスクール
★次回開講予定: ★2010年 4月〜6月
毎月第2土曜日(13:30-15:00)
御参考までに→2009年実施分のご案内
↓ ↓ ↓
■3回連続講座 「ヨーロッパの食卓史」
セッティングもマナーもワインも、そして、もちろんお料理も。その成り立ちを知れば、すごーく面白い。ビジュアル史料を山ほど見て頂きながらの、興味深い物語りの数々。
見て聞いて楽しむうちに自然と、欧州食文化の歴史が見えてくる。そこに浮かび上がる人間世界の面白さも見えてくる。そんなユニークな講座です。2001年以来継続している講座で、毎年少しずつ内容が変化します。
■日程:★1回ごとの受講(\3,000-)も可能です。
第1回: 4月24日(金) 13:30〜15:00
第2回: 5月22日(金) 13:30〜15:00
第3回: 6月26日(金) 13:30〜15:00
■主催&会場:NHK学園 新宿オープンスクール
■申込電話:03−5322−6564
■ホームページ:こちら
■交通:新宿副都心。パークハイアットホテル、
インテリアOZONE、コンランショップ等と同じビル。
新宿駅西口より無料シャトルバスで5分ほど。
■講師:大原千晴 (食文化ヒストリアン)
■講義概要(★毎回多数の視覚史料を提示)
■第3回:『ハーブとスパイス』 6/26 (金)実施済

ヨーロッパの食卓にとってハーブとスパイスは特別な位置を占めてきました。古代ギリシアやローマの書物、それに聖書という古い記憶の中で語られるハーブや香料。ルネサンス期に東方世界からもたらされる様々なスパイス。これがヨーロッパの料理と食卓にどのような影響をもたらしたのか。当時の健康概念やイスラーム文化の受容という側面に注目しながら、色と香りの世界を探訪します。
■第2回:『ディナーパーティーの世界』 5/22実施済k

ビクトリア時代の英国で独自の生活文化を築き始める「ミドルクラス」。彼らが生みだした「ディナーパーティー」という世界は、現代のテーブルセッティングの基礎となっていきます。その宴席は、表面的な華やかさの一方で、あれこれ気遣いも大変な世界。しきたりやマナー、セッティングという宴席の外面を読み解くことで、そこから見えてくる食卓を囲む人間世界の面白さをご紹介します。
■第1回:『17世紀オランダ絵画の食卓』 4/24実施済

17世紀前半、世界を舞台にした交易で黄金期を迎えたオランダ。異郷から届く様々な果物や木の実、そしてワイン。豊かな食肉加工品、チーズ、魚の干物や塩漬け。山積みの食材でにぎわう市場。こうした食に関する光景を描いた絵画が当時のオランダに数多く登場します。そこに描かれた食材や台所の光景には、興味深い様々な事実が隠されています。絵に秘められた食の歴史を読み解きます。
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「ヨーロッパの食卓史」は、こんな講座です
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テーブルセッティングから料理、調理法、食材、マナー、食器、インテリア、衣服、調度、宴席での出し物、さらには、食卓を囲む人々の思いに至るまで。およそ食卓をめぐるあらゆる要素について、新しい歴史学の成果をふんだんに取り入れて、その具体的な姿をたどります。

ヨーロッパの食卓。様々な形で記録が残る貴族の食卓を中心に、農民や都市市民の食卓も視野に入れながら、その宴席と食の世界を追いかけます。
宴席の細部にまで注意を向けることで、宴席から生まれた様々な文化が見えてきます。その一方で、食材と調理法に着目すると、思いがけない交易の道筋と、その道筋を歩いた人間たちの姿が見えてきます。

サロンの夜会、アフタヌーンティー、ディナーパーティー。中世農民の祭りの食事、近世初頭の都市住民のパーティー、そして下積みの労働者たちの食事などなど、様々な「食」のあり方を見ることで、その先に広がる人間の暮らしの多様な姿を探ります。
毎回、食卓史の変遷で大切と思われる一つか二つの対象に絞って、これを深く解説していきます。
食べる世界を追いかけることで、これを通して当時の世界が見えてくる。そして、その世界を生きていた人間たちの喜びや悲しみが見えてくる。常にそんな講座にしたいと思っています。
そのためにもビジュアル史料を数多く使用します。絵や写真を見ることで、過ぎ去った時代の料理を思い浮かべ、食卓を囲む人間の営みの面白さを知る。それを通じて現代日本に生きる私たちの食と暮らしを見つめ直す。
そんなユニークな講座です。
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