NHK学園 新宿オープンスクール
銀器講座 2004年
『 アンティークシルバーの魅力 』
(★昨年=2004年の講座の講義概要です)
日程: 1月23日(金) / 2月27日(金) / 3月26日(金)
時間: 午後1時半〜3時 (3回連続講座。一回ごとの受講も可能。)受講申込( NHK学園新宿): 03-5322−6564
場所:新宿副都心 新宿パークタワー NHK学園
講師:英国骨董おおはら 大原千晴
■講義概要■
蝋燭の光ゆらめく食卓で、静かな輝きを放つ銀食器。欧州の食卓文化の中で銀器は、長い間特別な地位を占めてきました。
なぜ銀器は、欧州人の心を捉えるのか。
その背後には、どのような歴史と文化が隠されているのか。その秘密を探ります。
講義を受講した後では、それまでとは違って銀器の世界が、立体感のある、生きた人間世界のひとコマとして、目に見えてくるはずです。
今年で開講三年目。聞けば歴史が見えてくる。納得の銀器講座です。
■第一回■
【1】銀器の舞台としての「食卓」
銀器が大活躍した「食卓」とは、一体どんな世界?洗練された会食のマナーと本音。
1800年代初頭、マナーハウス宴席でのテーブルセッティングと召使の心得。
なぜ、食のフランスではなく英国が、銀器の国なのか。
銀器の紋章が語るもの。銀器を失った女王様の嘆き。貴族と銀器の深い関係。
【2】英国のホールマーク制度
銀器の刻印は、何を意味しているのか。その読み方。
純銀とメッキでは、何がどう違うのか。 銀メッキは何を象徴するのか。
新興のシェフィールドとバーミンガム、それに対抗するロンドン。
隠された産地どうしの競争。
■第二回■
【3】銀器の代表的なスタイル。その時代背景と装飾技法。
ロココとネオクラシカル。銀器デザインの二大潮流に秘められた意外な史実。
この二つのデザイン誕生の背景には、運命に翻弄されながらも、時代を切り開いた男たちの物語が。
その歴史的な背景を知ったとき、はじめて、デザインの意味が理解できるはずです。
そして、なぜか今気になる、アーツ&クラフツ。
■第三回■
【4】銀器工房、ギルド、そして、シティ。
強力なギルド (同業者組合)誕生の背景と、その歴史。
銀職人の仕事とくらし。ロンドン銀職人たちの誇り。
【5】銀と国際交易
銀は交易の手段として使われることで、古代文明のはるか昔から遠い国へと旅をしました。
素材としての銀は、一体どこで産出され、どこに運ばれたのか。銀をめぐる国際交易網の話。
日本の銀はどこに消えた? スペインは銀の国?王様の銀は借金のかた?
【6】アンティークシルバーの上手な買い方
(1)鑑定とは何か。その二つの側面
(2)失敗せずに、楽しく買い物を楽しむには。